ひぐらしのなく頃に 単行本2巻 各編を買った

雑誌を読んでなかったので単行本待ちだったんですけどついに買いました。
非常にいい出来だとおもいます。私は原作をやってどっぷりはまってしまったんですが、原作ファンも納得の出来だとおもいます。とにかく一冊のボリュームが多く、祟殺し編は300ページ超えでした。それぞれの感想をば。
(ネタバレ)

  • 鬼隠し編 2巻
    • 一巻でもう後半に入っていたので読んでいてマッタリはできなかったですねw 終始レナが怖かったです。原作では描かれない「裁縫針」や「鉈」、「注射器」が描かれていて恐怖も増しました。最後に圭一が撲殺してしまうシーンは演出がよかったですね、原作の雰囲気がよく出ていました。事件報告のシーンで、原作では描かれなかった事件後の沙都子と梨花の様子が、若干描かれてました。沙都子が痛ましかったです。梨花は解に対する伏せんのような発言をして、原作にはない演出が随所にありました。

鬼隠し編は解の罪滅し編をやったあとだと心が痛んで目を覆いたくなる内容ですね、本当。

  • 綿流し編 2巻
    • いい出来だとは思うんですけど、どうも恐怖感を煽る演出が物足りない気がします。祭具殿に忍び込んだときの詩音が聞いたという音の場面や、詩音からかかってくる電話の矛盾などよく描けて入るんですけど怖くないんですよね。なんでなんだろ、電話のときの圭一がいやに落ちついているからでしょうかw しかし最後の病室に現れる魅音の演出はすごいです。あれは怖い。 あと、犯人が魅音だと判断する過程が早すぎるような気がします。あれあれ?って勢いで園崎家に圭一とレナが行っちゃいましたし。 でも全体的によくできていたとおもいます。

解の目明し編をやって始めてこの綿流し編がよくできたシナリオだと分かるものだと思うのでマンガ化が楽しみです(本当、目明し編は大好きですw)。

  • 祟殺し編 2巻
    • ものすごいボリュームでした。レジに持って行く時に厚さにビビリましたよw 内容は素晴らしかったです。人物の表情変化が一番上手くかけているような気がします。話は沙都子が本当にかわいそうになってきます。ひぐらし本編で伝えたいことのほかに、虐待という社会問題もテーマになっていて内容は濃いです。これについては解の皆殺し編でもっと深く描かれているのでそちらもマンガ化が楽しみです。 しかし全体を通して大石が完全に悪者として描かれていますねw レナが学校で激怒するところなど本当に原作に忠実で、素晴らしいです。最後の取材テープなんかも本当によく描けていて原作のゲームでは画面の隅に出てきていた小さな文章が、コマの合間に配置されるなど本当に演出が上手いです。 最後の大災害後の村の様子は原作には絵がなかった分、強烈でした。

この祟殺し編と対になっている感じの皆殺し編はもうほとんど解答なので連載は少し控えて宵越し編が連載されるようです。舞台が平成18年らしいので内容が気になります。楽しみです。